青い箱庭




<世界設定>
現代よりも少し進んだ近未来。
孤児院で育ったエレンたち12人が、その才能を駆使して大人を翻弄する話。あるいは復讐劇。
世界でも重要な位置にいる彼らのセキュリティ対策として、エルヴィンやリヴァイたちが雇われる。そんな話。

12人は某強国政府要人であるダリス・ザックレーに引き取られ、全員がザックレーの姓を貰った。
条件を飲んでくれた上に自由をくれたザックレーについては、全員が感謝している。
そのため、ザックレーの名に泥を塗ることだけはしないと決めている。
エレンたちはザックレーの管轄である某国サイバー防衛軍所属。実力が認められており、かなり自由な感じ。
もはや部署名『エレンとその親衛隊』で良いんじゃないかと8割くらいが思ってる。
彼らの配属初日、エレンに難癖をつけた高官の結末は、サイバー防衛軍における最初で最高の反面教師。

1年に1度くらいの割合で引っ越す。何でって、エレンが「xxxの海が見たい」って言うから。
世間的には12人というより、"Team.104"として有名。


<Team.104(チーム・ドット・ワンオーフォー)>
世界人口の44%が使用している巨大SNS『AOT』の最高管理者(キーマスター)。全部で12人。
前任者のチームが、彼らの仕掛けた"悪戯"にいたく感動したことが発端で、権限が委譲されることに。
AOTの管理権限を委譲される際に何らかの名前が必要になり、適当に名付けたのはマルコらしい。
『AOT』内に専用の掲示板を持ち、彼らが偶に開催するAOT全体を巻き込むゲームで条件を満たすと、招待される。
この掲示板は要セキュリティ突破+多重パスワードで、入れる人間はかなり厳選されている模様。
掲示板招待者のみを対象として、リアルにTeam.104と言葉を交わせる会もあるという。
アバターキャラ全員が特異なコーディネイトで、大体リアルと同じ姿(デフォルメキャラはちみキャラ)
AOT内でのそれぞれのアカウント名は、以下のとおり。

エレン:天使 (「狩人」にしたはずが勝手に変えられてて、今でも解せない)
クリスタ:女神 (誰も文句など言わぬ)
アルミン:黒妖精 (誰もがアカウント名で察する)
ベルトルト:のっぽさん (なんか可愛い、と評判。意外と相談卓化しやすい)
ジャン:シャドウロール (「だから馬なんだろ」って罵声が挨拶代わり)
ミカサ:赤マフラー (誰もが知ってる天使厨)
ユミル:ナイト (女神と天使に対する攻撃を容赦なく切り捨てることから)
ライナー:鎧さん (花や美容の話が多く、女性に大人気)
アニ:蹴り姫 (ゲームで天使を狙う輩を容赦なく蹴り落としていく様から)
サシャ:芋娘 (読みは"いもむす"。アバターキャラがなぜか芋を食っていたので)
マルコ:まるちゃん (政治の話をしたいならこの人)
コニー:くりぼー (「だから馬鹿なんだろ」ってからかいが挨拶代わり)

各々が専用の掲示板を持っており、ここも要セキュリティ突破+多重パスワード。板名は「アカウント名板」。
それぞれが特化した情報収集板のようなもので、板主の要請には即時回答が鉄則。厨しか居ない。
特に天使板と女神板が最高のスピードと精度を誇り、ここには他の板も惜しみなく協力する。


<巨大SNS『AOT』>
世界人口の44%が使用している巨大なネットワーク・インフラ。
Team.104が管理者を担い、中でもエレン・アルミン・ヒストリアが最上位の権限を持つ。
主要各国のインフラと密接に関連しており、『AOTが止まれば世界経済が凍る』と本気で言われる。
インフラに関わっているため、本名でなければ登録出来ない。
いちおう自分以外からはニックネームしか見えない仕様だが、個人情報保護は諦めるのが普通。
最高管理者から下の人員はピラミッド構造で、国籍の垣根なく保守・増強・削除が行われている。


<Scutum Alae(スクートゥム・アラエ)>
訳すと『翼の楯』。エルヴィン・スミスが友人たちと共に創ったセキュリティサービス会社。
主にITセキュリティに関する分野で頭角を現し、上場すればIT分野で1,2を争う資金が動くともっぱらの評判。
セキュリティサービスと銘打っているが、基本は要人警護を行っている。表に立つ社員数は少なく、完全な少数精鋭。
1人目の契約者に対し国家要人レベルのセキュリティが提供され、その筋で一躍有名となった。ただし値段は凄い。
ちなみに『翼の楯』における"セキュリティ"は、ボディーガードだけでなくそれに伴う情報統制等も含まれる。
各国要人やセレブたちからの依頼は引きも切らないが、客を選ぶことでも有名。
任務に就いている者は、襟元に片翼をモチーフとしたピンバッジを着けることが義務付けられている。
『Gladius ad Unicornis(グラディウス・アド・ウニコルニス/一角獣の剣)』という名前の連結会社がある。



<キャラ設定A>

□エレン・Y・ザックレー
右が金、左が翠のオッドアイ。自身を除く"Team.104"が、己を主軸に生きていることを何となく悟っている15歳。
絶望的なほどに大人を信じない。また、人の嘘を見抜ける。
嘘を見抜くのは勘に近いが、「あ、これは嘘だ」と判ってしまう。
年齢もあるが、容姿は格好良いと可愛いの狭間。対した相手には、強烈な程に強い光を宿す眼が酷く印象に残る。
特に後ろ暗いものを持つ人間は、エレンにじっと見詰められると非常に居心地が悪い。
前世の記憶は持っていないが、精神的な影響をかなり受けている。
「大人は簡単に嘘をつく」「大人は約束を守らない」という心情は、主にそこから。
前世ではリヴァイと恋仲だったが、結局は王政に"処刑"という結論を下された。
ちなみに掃除が一番上手い。それを知った記憶所持組の複雑な心境は、まあ推して知るべし。
『大人なんて大っ嫌いだ』

□ミカサ・A・ザックレー
過去も今も未来もエレンの為にある15歳。黒髪黒眼、黙っていれば誰もが認める美少女。
人類最強の女を目指して、日々着々。暗殺術も学び始めた。前世の記憶は持っていない。
今生では「離れていても守ることは出来る」とアルミンに諭され、以前ほど過保護ではない。
エレンに一人にしろと言われたら離れるし、他のメンバーがエレンと遊びたいと言えば譲ってあげる。
でも皆もエレンの隣はミカサとアルミンだと思っているので、何の問題もない。
エレンに関する危機感知能力は他の追随を許さず、日々進化中。
『エレンは私が守るから、何も心配いらない』

□アルミン・アル・ザックレー
エレンを殺した世界である前世を誰よりも憎む15歳。金髪碧眼で可愛らしいが、見た目に騙されるとたぶん死ぬ。
ヒストリアと双子に間違われて仕方がないので、ほんとは違うけど双子であるということにした。
"Team.104"の参謀であり、前世の記憶もあるため知識量が半端ない。
前世のエレンとリヴァイの仲を知っていて、彼らの間に何があったかも知っている。
ゆえに当時の大人たちが許せない。調査兵団や憲兵団に限らず、エレンにそれなりに関わった者はすべて。
エレンが楽しそうに、嬉しそうに笑ってくれればそれが幸せ。それくらいには精神的に狂ってる。
でも"Team.104"のメンバーはそれで世界が完結しているので、何の問題もない。
ハッカー能力は世界でも十指に入る。
『エレンは僕が守るから、何も心配いらないよ』

□ヒストリア・レイ・ザックレー
精神的双子と言える程にアルミンに近い15歳。金髪碧眼の超美少女だが、見た目に騙されると(ry
アルミンとは双子ということにしておいた。前世の記憶は完全装備。
前世でもっとエレンと話したかったしもっと力になりたかったのに、気づいた時にはすべて終わっていた。
その後悔が強く、エレンに対する好意はどちらかと言うと母性愛に近い。
むしろ"Team.104"の母、いや女神。でもそれ以外には女帝。跪け糞豚共が、とか罵れちゃう。
ユミルはもちろん大切だけど、エレンが一番大切。名前を「ヒストリア」にしたのは、エレンが一番呼んでくれたから。
エレンとユミルが一緒におやつを食べたり遊んだりしているのを見るのが、今生で一番の至福の刻。
ハッカー能力はかなり高く、世界でも15番目くらいには入る。
『エレンに近づこうなんて100万年早いわ。この下衆が』

□ジャン・K・ザックレー
立ち回り方に磨きの掛かった17歳。エレンとは以前と変わらず喧嘩が多いが、本人もそれが楽しそうである。
前世の記憶を持ち、また前世でエレン、ミカサ、アルミンの状況を最初にすべて理解した。
そのため彼ら3人の壮絶な最期を目撃しており、アルミンの手紙をヒストリアたちに見せる判断を下すことになった。
吹っ切れてしまっているアルミンやヒストリアに比べると、普通に常識があるくらいには精神力が強化されてる。
何だか損な役回りも多い気がするが、今生ではマルコも隣にいるのでそれなりに人生を謳歌中。
ミカサへの恋心は「ミカサにはエレンが必要」と前世の間に昇華して、思考の始めに「エレン」が付くようになった。
(例:「それは(エレンが)嫌いなやり方だから却下だ」「それ良いな。(エレンが)楽しそうで」)
"Team.104"の中で一番人脈が広く、交渉事が上手い。
『てめっ、エレン! わざわざ喧嘩吹っ掛けんじゃねえよ!』

□ユミル・ユイ・ザックレー
年下のヒストリアが姉に見えてきた17歳。秘めた狡猾さは、エレンの前でだけ隠します。
「あいつ(エレン)ともっと話しておけば良かった」という後悔から、前世の記憶は持ち越さなかった。
「だって前世の記憶持ってたら、後ろめたくて普通に話せないよ」というヒストリアの説得が決め手。
甘いものに目がなく、同じく甘いもの好きなエレンとスイーツ巡りに出掛けるのが一番の楽しみ。
エレンと何でもないことを話したり、言い争ったり、端から見れば仲良し姉弟にしか見えない。
そんな姿をヒストリアがほわっとした笑みで見ているのも知っているので、余計に嬉しくなる。
"Team.104"でもっとも自分を飾らず、また歯に衣着せぬ物言いをする。
『エレーン。xxxのスイーツバイキング行こーぜ!』

□アニ・R・ザックレー
ミカサが物理的エレンセコムだとすれば、エレンの精神的セコムな15歳。
エレンと好悪の価値観が非常に似ているため、彼女に事前に訊いておけばエレンの不機嫌の大半を回避可能。
前世の記憶は持っていないが、大体の話は記憶持ちのジャンやベルトルトから聞いている。
記憶は覚えていたとしても後ろめたさが酷くてこうは居られなかった、と今生を満喫中。
銃器の扱いはお手の物。軍所属のため、ちゃんと正規の手段で免許も取ってる。文句あるなら勝負しろ。
また、サシャに次いで料理の腕が良く、家庭的。"Team.104"の胃袋担当。
『エレン、身体動かしに行こうよ』

□ベルトルト・F・ザックレー
アルミンやジャンの立ち回りを補う参謀な18歳。"Team.104"では良い意味で吹っ切れた人。
山奥組唯一の記憶持ちで、初めの頃はエレンに対する罪悪感で精神を病みかけていた。
(山奥組は前世の戦い中盤には全員死亡していたので、以降の詳細は何も知らなかった)
アルミンたち記憶所持組といろいろあった後、持てる力をすべてエレンの笑顔のために使うことを決意。
ハッカー能力はアルミンに引けを取らず、世界でも十指に入る。
人当たりがよく、対した相手は無意識に肩の力を抜く確率が高い。ゆえに情報収集はお手の物。
放っておくとやり過ぎるアルミンとヒストリアのストッパーでもある。
『僕はエレンが笑ってくれるなら、それで良いよ』

□コニー・S・ザックレー
安定の馬鹿だけど、機械工学なら誰にも負けない16歳。まさかの記憶持ち。
記憶を持ち越せたら良いなあと思ったのは、付き合いの長いジャンやヒストリアの話し相手になれるかもと思ったから。
今生ではまさしくその通り。聞いて欲しいんだけどくだらないような話を聞いてあげるのが得意。
ジャンはアルミンやヒストリアの餌にしかならないことを愚痴り、ヒストリアはエレンとユミルの萌えを語っている。
寝て起きたら基本忘れるけど、話してる時はちゃんと聞いているので良い聞き役。
サシャとは相変わらず漫才コンビ。よく軍の爆発物取り扱い部署に出入りしてる。爆弾? 任せろ!
機械の話を興味津々に聞いてくるエレンと話したり遊んだりしてるのが、一番充実してる時間。
『オレは確かに馬鹿だけど、エレン馬鹿にしたら吹っ飛ばすからな!』

□サシャ・C・ザックレー
相も変わらず食べ物に目がない16歳。料理の腕はかなりのもの、たまに住み込み修行に出掛ける。
一度引け目を感じるとズルズルと引き摺ってしまう自身を自覚しており、記憶は持ち越さなかった。
エレンの真っ直ぐなところも頑固なところも、長所も短所も引っ括めて憧れている。
お菓子を作ると物凄く喜んでくれるので、食事はアニに任せてもっぱらパティシエの腕を発揮中。
でもたまに本格的なコース料理を作ってみんなを驚かせるのが楽しくて、料理は飽きない。
人の悪意や殺意に敏感で、もっぱら"Team.104"の危険探知機。
『エレーン! 新作スイーツの味見してくださーい!』

□ライナー・B・ザックレー
頼れるみんなの兄貴な18歳。"Team.104"の中で、おそらく一番普通の人。つまり希少種。
ガーデニングとフラワーアレンジメントが得意で、センス抜群。何その意外性! とみんなが驚いた。
しかも動物に好かれやすい体質。何その意外性! とみんなが2度驚いた。お約束。
ガーデニングはエレンも好むところなので、よく2人で庭の手入れをしたり屋敷に花を飾ったりする。
記憶は持っていないが、エレンの苛烈な眼光だけは『元から知っていて、絶対に忘れてはならないもの』と夢に見ていた。
"Team.104"でもっとも体格が良い所為か、よくエレンが飛びついて来るのがちょっと嬉しい。
時々ベルトルトに、「エレンを犬猫みたいに思ってない?」とツッコミを受ける。たぶん間違ってない。
『エレンが猫に似てるって言い出したのは俺じゃないからな!』

□マルコ・T・ザックレー
"Team.104"の中で、もしかしたら一番頼れる人かもしれない17歳。子どもに好かれる保父さん気質。
主要各国の政治事情にもっとも明るく、その見解は軍部でも参考にされるほど。
でも「将来は政治家?」と聞かれると「政治家を嘲笑いたいだけかな」と笑顔で返される。
それだけで底の深さが見えてうすら寒い、とはユミル談。
記憶は所持しているが、如何せん早くに死んでしまったのでほとんど何も知らないに等しい。
ジャンやヒストリアから基本的な話はすべて聞いており、第三者視点でいられる数少ない1人。
座学ではアルミンに引けを取らず、非常に優秀。教え方も上手く、エレンに勉強を教える役目をほぼ一手に引き受け中。
『エレンの真っ直ぐさが、僕はとても羨ましいよ』



<キャラ設定B>

□リヴァイ・レイス
悔やんでも悔やみ切れない前世の記憶を、大事に抱え込んで生きてきた29歳。
何の因果か、前世の世界で王族であった家に生まれた。そしてがんじがらめの仕来たりや風習にブチ切れる。
各スクールをスキップで卒業後、エルヴィンとハンジの助力を受けて、『由緒ある家』を
『由緒あるけどビジネス最前線のハイテク家』に作り替えた。凄く頑張った。
20歳までは家のことで頑張って、その後は妹のナナバに家督を継がせ、自分は現代での戦い方を学ぶために軍へ入隊。
己の肉体を使う戦いは敵なし、また空軍パイロットとしても右に並ぶ者なし。
連盟参加各国の合同実戦演習では、後世塗り替えられることは無いであろう伝説を打ち立てた。
5年の在籍の間に、紛争地域への派遣や対テロ組織も経験している。

ネックレスチェーンに通された金と銀の指輪は、前世でエレンに贈ったものとまったく同じ。
これを現世でいつ手にしたのか、まったく覚えていない(さすがに"産まれたときから"という線は排除した)
『翼の楯』ではかつての旧リヴァイ班を率い、ボディーガードから暗殺まで、対象を守るためならすべてをこなす。
AOTアカウント名:Fortissimus(最強)


□ハンジ・ゾエ
『翼の楯』が所有する2台の高機能コンピュータの開発者。名前はもちろんソニーとビーン。
ソニビンを並列稼働させれば、こちらでいうスパコン『Road○unner』レベルの計算能力が出るらしい。
リヴァイより年上の33歳。実家は新興企業への投資で長者になったクチで、自身の活動も含め財源は潤沢。
リスクを無視しているとしか思えない精力的投資を連発するため、ゾエ家は主要連合国以外でかなりの知名度を誇る。
巨人の時代の話はよく出来た夢でしかなかったが、高校に入ってリヴァイに出会い、夢ではないことを確信した。
記憶を思い出したわけではないが、夢を『過去の自分』として認識している。

行動や金の自由度で言えば相当に自由であったため、それを武器にリヴァイと共にレイス家の改革に乗り出す。
レイス家の内側が収まった頃、リヴァイに合わせて某国軍へ入隊し、現代の戦い方を学ぶ。
サイバー部隊で非凡な才能を発揮し、一時は最年少でサイバーセキュリティ総管理官を勤めた。
エルヴィンと共同で『翼の楯』を興し、もっとも重要なサイバーチームを率いている。
AOTアカウント名:Lady-Whimsy(奇妙な淑女)


□エルヴィン・スミス
『翼の楯』創設者であり代表取締役。裏社会にもかなりのツテを持つ33歳。ハンジとタメ。
前世の記憶をリヴァイ同様、後悔と共に大事に抱え込んでいる。
政治家一族に生まれたが、"自由に動けない"という理由でそちらの道には進まなかった。ただしツテはある。
ジュニアスクールでハンジに出会い、彼女を通してリヴァイに出会い、いずれエレンたちにも出会うであろうことを予感。
出会ったときに何でも出来るようにと幾つかの会社を興し、そのどれもが今では世界的企業。何それ怖い。

「今度こそエレンを守りたい」と真剣に願うリヴァイに共感し、『翼の楯』の創設を決意。
前世から培ってきた手腕で以てあらゆる要人たちの護衛任務をもぎ取り、情報を得る基盤とした。
『Gladius ad Unicornis(一角獣の剣)』は、『翼の楯』が他の依頼を受けない場合の回避先として創設。
記憶を持ち越しているため、聖人君子を演じるのも狂人となるのもお手の物。なにそれ怖い。
"Team.104"の複数名が記憶持ちであることを確信しており、若干の遣り辛さも感じている。
AOTアカウント名:One-armed(隻腕)


□ナナバ・レイス
気づいたときにはリヴァイが実兄で、「どうしてこうなった?!」状態だった26歳。前世の記憶は装備済み。
リヴァイに「…まあ、よろしく頼む」と言われて、頷くくらいには肝が座っていた10歳の頃。
兄がぶち壊して組み立て直したレイス家の基礎を、しっかりと継いだ経営センスの持ち主。
本人は演劇と料理一筋…いや二筋。特に演劇はリアル宝塚。中性的な顔立ちと立ち姿が男役にぴったり。
レイス家の資産や投資については、リヴァイと共に専門のチームに当たらせている。
時々様子を見に帰ってくるが、隙が無さすぎて兄妹で"レイスの双翼"とか呼ばれているらしい。
『翼の楯』では補佐チームに所属しているが、班員を率いて護衛任務に着くことも多い。
AOTアカウント名:TAKARAZUKA


□ナイル・ドーク
アカデミーにて同期であったエルヴィンの友人。あまり馬は合わないが、付き合い方を知っている。
『一角獣の剣』代表取締役。必要とあらば不正を見逃すこともあり、それなりに柔軟な思考を有する。
前世の記憶はないが、幼少の頃から時々夢を見る。仕方が無いとはいえ、酷く閉鎖的な世界だった。
夢に出てきたエルヴィンやリヴァイに出会ったことで、夢ではないと認識した。
エレンについてはやや罪悪感があり、もし同じ世界に生きているなら幸せに暮らしていて欲しいと思っている。
偶に、前世の記憶もしくは夢を見た者が、ナイルの顔を覚えていて相談に来ることがある。
その場合にただの夢だと、似た人物が居たとしてもそれは赤の他人だと言い聞かせる役割を担う。
相手がエレンに対する根拠なき恐怖を消せないようであれば、脅しつける程度にはエルヴィンに協力的。


□ダリス・ザックレー
某強国政府要人であり、また軍部最高司令でもある実力者。前世の記憶は無い。
連盟各国軍が合流した場合の総司令も兼任しており、もはや名前を知らない人間は居ないと言っても過言ではない。
"Team.104"がAOTに仕掛けた悪戯に対し、自国のサイバー軍を挙げて特定に当たらせた。
彼ら全員を引き取る決断を下したのは『自国と世界の利益のため』であったが、今では情が湧いている。
大人は信用しないと言いつつ"ザックレーおじさん"と慕ってくるエレンには、実のところかなり甘い。
旧知のピクシスにそれをネタにからかわれるが、あちらも同じなのでお互い様。


□ケリー・アッカーマン
現世におけるミカサの暗殺術の師であり、前世におけるリヴァイの育ての親。年齢不詳。
「映画でよく見る、"やたらカッコ良くてやたら強くて、最後に主人公に倒される敵"っぽい」と
臆面もなく称してくれたエレンを気に入っている。前世の記憶はあるらしいが、そんな素振りは見せない。
世界各国の特殊部隊に所属し、率いた経歴の持ち主。現在は自身のチーム共々フリーランス。
かつて依頼を受けたピクシスと語らう中で、"Team.104"の所在地を知った。
別にそれをどうこうする気はなく(依頼があれば別だが)、己の弟子足りうる存在を捜して行き着いた。
どんどん上達するミカサが可愛くて仕方が無い。時々訓練に加わってくるアニやベルトルトも可愛い。
暗殺術の実践訓練でなく講義の場合は、エレンたちも参加することがある。


2014.5.19

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