ループもの人物設定


□エレン・イェーガー(ループn周目、金眼)
1周目に"人類の敵"として処刑され、知らぬ内に2周目に入っていた。ループしていることに気がついたのは4周目。
「あれ? 前も同じこと言ってなかったっけ?」という感じで、随所にフラッシュバックが来る。
3周目までの記憶が蘇ったのも4周目。
超大型巨人のシガンシナ区襲撃時、母が喰われる寸前の光景を見てどっと記憶の波が押し寄せた。
また失うのかと叫んだところへ兵長が颯爽と現れ、彼が巨人を倒したことで母が救われる。
ここから『今までと違う筋書き』が始まり、記憶の持ち越しループが開始された。
巨人化能力は有しているが、ループ4周目以降はバレるタイミングが分かれる。
また、1度だけ巨人化能力発現無しで生涯を閉じたことがある。

記憶の持ち越し後は精神年齢が外見に合わず、どこか達観した子どもという周囲の認識。
直情型であることに変わりはないが、言い返す1秒前に考えを挟む余裕が出来たので諍いは減った。
少しだけだけど。
ついでにあざとくなった。外見年齢をがっつり利用するあざとイェーガーさん。
調査兵団へ入団しリヴァイ班配属になる流れが変わることはない。むしろ変える気もない。
でもそろそろ憲兵団入るとか、何か変えないと永遠にループするんじゃないかと思い始めてる。
翠眼エレンを弟のような息子のような感じで慈しんでいる。居ないと何だか落ち着かない。
時々、「初めの俺はこんなだったはずだよなあ」と懐かしく思う。


□リヴァイ(ループn周目)
1周目エレンを手に掛けたことが知らず胸の奥底に残り、3周目にして記憶を引き継ぐ切っ掛けとなる。
大きな怪我をしたとか似たような場面を見たとか、たぶんそんな感じ(←あやふや)
ただし、記憶が蘇ったときはすでにトロスト区襲撃後であり、エレンのループタイミングには間に合っていない。
4周目シガンシナ区襲撃時は、若干無茶な論理をエルヴィンさん他上位メンバーに展開して壁外調査を切り上げさせた。
エレンの家の位置は知っていたので、他をすべて無視してそちらへ向かいエレンの母を救う。
その時点から『今までと違う筋書き』が始まった。
以降、シガンシナ区襲撃時は必ずエレンの元へ向かっている。
エレンの母が巨人に襲われる→エレンの記憶が戻る→エレンの母を助ける→再会の約束、が基本。

エレンとの関係性は、上司と部下と言い切るには近過ぎ、兄弟と言うには他人で、恋人というにはどこか遠い。
4周目以降はエレンも記憶引き継ぎのため、周囲に言わせれば「どう見ても夫婦だろ!(遣り取りと距離が)」である。
あざとイェーガーさんを咎めることが無いのでいつも誰かが被害を被ってるけど、知ったこっちゃない。
翠眼エレンを見たときは混乱したが、エレンが彼を可愛がるのでその空気が伝染した。
ハンジとアルミンがよく「なんであの3人(リヴァエレ+翠眼エレン)が親子に見えるのかなー」とか首を傾げている。


□エレン(ループ無し、翠眼)
n周目ループの金眼エレンが気づいたときには、すでに存在していた双子の弟。
1周目エレンそのものの性格、気性。金眼エレンが居る分、猪突猛進な部分がマシになっている。巨人化能力はない。
シガンシナ襲撃後、金眼エレンとミカサ、アルミンと共に訓練兵団へ入団。順位は5位。
同点1位に金眼エレンとミカサ。なので、104期生の上位10名は実際には11名になっている。

金眼エレンを「兄さん」と呼ぶ。兵長は憧れの人だけど、恐いので近づけない。お兄ちゃんは緩衝材。
ミカサはともかく金眼エレンにはいつも守られていた自覚があるため、自分も守りたいと思っている。
「リヴァイ兵長が居るから大丈夫だろうけど…」と考えるくらいには何か察しているが、口にはしない。
ミカサの庇護欲は、強さの比重で翠眼エレンに寄っている。マフラーをあげたのは翠眼エレン。金眼エレンは言葉を。
幼馴染みのミカサとアルミンと兄と、4人で外の世界を見に行くことが夢。
でも時々どうしようもなく金眼エレンが遠く思えて仕方がなくて、無意識に泣いてしまうことがある。


2013.5.30

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