バケモノと輪舞曲

<諸々の設定>




《特異点観測室》
混ぜるな危険を地で行くやべぇ人間とやべぇ刀剣男士を混ぜてしまい、やべぇことに誰も手を出せなくなってしまったやべぇ部署。とにかくやべぇ。
所属してる人間→ここに居るカミサマたち、好きなこと好きなだけさせてくれるし否定しないし一緒に笑ってくれるから大好きー! 絶対守るから任せてくれよな!
所属してる刀剣→価値観押し付けてくる人間居ないし、好きなだけ一狩り行けるから最高だよな! あとここの人間、考えが面白いから楽しい。
長曽祢虎徹が遡行軍、人間、刀剣男士相手の実働部隊【御用改】を率い、鶴丸国永が遡行軍と人間でも刀剣男士でもない「何か」相手の実働部隊【青天の霹靂】を管理している。
それ以外の刀剣メンバーは遊撃。他に応援に行ったり遡行軍狩りに行ったり、怪しいどこかの誰かの弱みを探りに行く。
【青天の霹靂】以外は普段は目印もなく普通の刀剣男士にしか見えないので、大抵気づかれない。任務中だけ所属が書かれた腕章をしている。

室長:鶴丸国永
副室長:長曽祢虎徹、他人間1名
メンバー:
髭切、膝丸、にっかり青江、今剣、加州清光、大和守安定、小夜左文字、堀川国広、
和泉守兼定、小狐丸、山姥切長義、小烏丸、山姥切国広、白山吉光、他人間5名


□山姥切長義【青天】
□髭切【霹靂(かむとけ)】
□膝丸【霹靂(へきれき)】
3振りでワンセット、併せて【青天の霹靂】。特異点観測室所属。
いつ何時でも抜刀しちゃうし誰が相手でもすぱすぱしちゃう、顕現されている全刀剣男士中、ナンバーワンにやべぇ個体群。
合言葉は「青天の霹靂を見たら脱兎の如く逃げよ」。
刀解すべきと政府上層部が本腰を上げたときにはもう、本丸や政府の刀解システムでは刀解出来ないくらいに存在が強固に固定されていた。
おまけに上げた功績もめちゃくちゃ大き過ぎて、政府内部からも信心深い審神者からも大ブーイング喰らった。これぞ時すでに遅し。
彼らの周囲には地雷どころか機雷が無数に浮いている。触れたら最後、人間なら死ぬし刀剣男士でも半死。
機雷の中身は8割がお互いへの独占欲なので、離れて見ている分には害はない。
真正面から受け止められるのは同室のメンバーか《鏡》くらい。
長義の右耳のピアスは琥珀、彫られているのは髭切の紋。左耳のピアスは翡翠、彫られているのは膝丸の紋。
髭切のピアスは右、膝丸のピアスは左。どちらも瑠璃(ラピス・ラズリ)で、彫られているのは長義の紋。

この3振りに限り、斬れるものより斬れないものを数えた方が早い。
鬼なら斬れる髭切、妖怪なら斬れる膝丸は、本来なら神に連なる者は確たる逸話が無いので斬れない(手足なら斬れるけど致命傷は与えられない)。
しかし、神を含め多くの説がある山姥を斬った逸話持ちの山姥切長義と心身ともに深く重なったことで、彼の逸話の力まで宿るようになった。
長義の話をすると、彼らほどは上手く斬れなかったものが、同じくらい上手く斬れるようになった。
なお、髭切と長義はどちらも「ガンガンいこうぜ!」タイプ、膝丸が「油断せずに行こう」で若干のブレーキ役をしている。若干ね。
手綱を引くには室長の鶴丸を連れて来るしかない。


□鶴丸国永【鳥籠之主(とりかごのぬし)】
《特異点観測室》の親鳥。他の不当から俺が守ろう、だからお前たちも俺を守ってくれよ?
物凄くカミサマな個体。《鏡》の鶴丸国永が、余計な手出しをされぬよう政府側へ誓約させるくらいには特殊な一振り。
刀剣男士の器に入れ込まれるにあたり、墓守・黄泉路の伴・御神刀・護り刀の部分だけが突出した。亜種でも何でもない。ただそうなっただけ。
とある本丸で顕現されたが、刀にとっての誉れを凝縮したような個体のため(黄泉路の伴を望まれるほどの刀、神社に奉納されるほどの刀、
由緒ある家の象徴となるほどの刀、つまりはそういうこと)、刀剣たちが審神者を見なくなってしまった。
なので自分から「政府に渡してくれ」と審神者へ進言し、審神者も承諾。私にはあなたを扱う器がありませんでした、と円満にお別れ。
政府預かりの特殊問題児刀剣がこの鶴丸の言葉なら聞くので、彼らの精神ケア的にあっちこっち飛び回ってた。
ら、自分とは逆にめっちゃくちゃ妖怪に寄ってる源氏刀とにっかり青江に出会う。
おやきみたち、妖気が滲み出てるぞ? うん? 敵を斬ってると抑えが効かない? ふむ、きみたちは他より相当強いな。
よし、この鶴さんがきみたちのための鳥籠を創ってやろう!
鳥籠(特殊結界)の外に妖気が溢れないように閉じて、自分の神氣で常に相殺している。
ただし鳥籠のメイン刀剣たる源氏刀とにっかりがはっちゃけると追いつかなくて檻が溶け(腐食)、彼曰く「充電」が必要になる。
おーい山姥切、きみ、何で源氏刀の加速装置になってるんだい。ブレーキ踏んでくれブレーキ。
えぇ、きみガンガンいこうぜタイプだったのかい。マジか…。
鳥籠はもう満員なので、以降に似たような刀剣を見つけても助言はするが手は差し伸べない。


《鏡》→詳細
本霊のために存在する特殊な分霊の総称。本霊にもっとも近しく、刀剣男士よりも格上。本霊一振りにつき一振り。
格そのものが本霊に近いので、刀剣男士に比べても格段に強い。練度概念はなく、例え極Lv99であっても刀剣男士は《鏡》分霊に勝てない仕様。
特異点観測室でもどうにもならないと判断された場合の、最終兵器でもある。
ただし、《鏡》でなければ対処出来ない事象なんて本来存在してはならないので、結構な対価を要求される。
本霊のための分霊なので、人間と極めた刀剣男士には非常にシビア。


《青天の霹靂事件録》
□1件目…髭切
 被害者:審神者1名(生存) 被害:右腕
□2件目…膝丸
 被害者:審神者1名(生存) 被害:右腕
□3件目…山姥切長義
 被害者:政府某部署幹部級職員2名(どちらも生存) 被害:両目、声帯機能(両名とも)
□4件目…膝丸
 被害者:政府職員1名(生存) 被害:両足
□5件目…髭切
 被害者:審神者およびその初期刀・山姥切国広(どちらも生存) 被害:審神者・掠り傷、山姥切国広・重傷
□6件目…髭切
 被害者:審神者およびその近侍・山姥切国広(どちらも生存) 被害:審神者・右腕、山姥切国広・重傷(破壊寸前)
□7件目…髭切、膝丸
 被害者:審神者2名およびその近侍・歌仙兼定と加州清光、その担当職員2名(全員死亡および破壊)
□8件目…山姥切長義
 被害者:政府某部署幹部級職員1名(死亡)

…以下略


2019.4.4
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