結狂夢ノ零銀
六.開ノ札
* * *
ーーー遠い昔、アニは猫ではなかった。
理不尽に命を奪われた後、気づけば猫として生き返っていた。
正確には生まれ直したというのか、どうやら『転生』というものを果たしたらしかった。
以前と違う四肢と身体は違和感があったが、しなやかによく動く身体にはすぐに慣れた。
子猫の頃はまったくもって行動範囲が狭く、そうそう母猫から離れられず。
けれど身体が出来上がった頃には、どこにでも行けそうな気がした。
自分の行動範囲が広くなればなるほど、アニはこの世界の良し悪しが付けられずに居た。
所謂野良猫であるが、餌には困らない。
けれど、母猫がどのように餌を手に入れるか知ったとき、アニは発狂するかと思った。
人間だ。
母猫は人間から餌を貰ったり、掠め取ったりしていたのだ。
人間!
虫酸が走る。
人間だけは駄目だ!
かつて理不尽に人間に殺されたアニは、人間と見れば殺したくなるほど人間が嫌いだった。
自分勝手に殺戮を犯した人間に、大事なものも大切な仲間もすべて奪われたのだ。
あの怨みを、忘れるわけがない。
あちこち散策しだした猫のアニを見つけた人間は、すぐにこちらへ手を伸ばしてくるし、隙あらば閉じ込めようとする。
何と自分勝手な種族なのか。
餌については早々に諦めを付けたが、アニは人間に心を許す気など無かった。
人間に懐いたフリをして餌を貰う同族も多かったが、そんな真似、ひっくり返ったって無理だ。
独り立ちしてもアニはそんなもので、いつだって1匹で過ごしていた。
そんなある日。
何だか勘が囁くので、アニは人間の集まっている街まで足を伸ばした。
細い裏道と屋根の上を伝い歩き、行き交う人間たちを見下ろす。
ブーブー言ってる鉄の箱や、チリンチリン言ってる2つの輪の乗り物、電線と繋がった四角く細長い鉄の箱。
間違っても住み心地は悪そうで、一瞥すると裏手の通りへ飛び降りた。
「わっ?!」
すると真横から人間の声が落ちて驚く。
下りた地点に人間が居たらしく、失態だったと走り去ろうとして。
「びっくりした。猫かあ」
あまりに懐かしい気配に、その人間を見上げた。
目が丸くなったと、自覚できる程に驚いた。
「? どうした?」
学帽に袴の少年が、首を傾げてアニを見ている。
間違いない!
本能の部分が大きく叫んだ。
とても、とても大事なもの。
理不尽に人間に殺された、大切な仲間が。
まさか人間になっているなんて。
少年の隣にもうひとり、同じような格好の人間が居た。
そちらへ目を遣って、アニはまた驚く。
向こうもまた、アニを見て目を見開いた。
「お前…」
種族の違いがありながら、かつての『彼』が心を通わせていた相手。
その相手までもが人間になっているなんて、驚かない方がどうかしてる。
「※※※? どうかしたか?」
「…いや、変わった色の猫だと思った」
「あー、確かに。白いのに、手足としっぽの先だけ焦げ茶だもんな」
ここ、お前の縄張りだったら邪魔しちまってごめんな。
少年はそう言って笑い、もうひとりと一緒に表通りの方へ行ってしまった。
後をこっそりと着けて、アニは2人が電線と繋がった四角く細長い鉄の箱に乗り込むのを見つめていた。
アニはそれから、街中へ生活範囲を移した。
何度か元から根城にしていた猫たちと争っていたが、今ではそれぞれに身を落ち着けている。
時々、3日に一度くらいの頻度で、少年ともうひとりはアニと初めて出会った裏通りへやって来た。
「よお、元気か?」
嬉しかった。
たとえ怨み募った人間に転生していたとしても、生きて、こうして笑ってくれているなら。
けれどそんな些細な幸福は、羽を生やして飛び去った。
それはいつだったか。
胸騒ぎを覚えたアニは、夕方に差し掛かりそうな街の中を通りの方へ走っていた。
鉄の箱がたくさん止まっている。
人間が気持ち悪いくらいに集まっている。
囁き声に怒号が飛び交って、気持ち悪い。
群がる人間たちの足の間を縫い、走る。
はやく、はやく!
ようやく抜け出た開けた場所は、強い血の匂いが漂っていた。
見つめた先に、心臓が、大きく大きく鳴り響いた。
あの少年が、大事な大事な少年が、頭から血を流してぐったりとしている。
血色の良かった肌は真っ白で、ともすれば青くも見えそうで。
アニは声を発することも出来ず、覚束ない足取りでふらふらと倒れている少年へ近づいた。
誰かに抱き抱えられている少年の腕へ、先だけ茶色の右前足を乗せる。
…冷たい。
誰かの足を踏み台にして、その首筋に鼻先を寄せる。
…血の匂いしかしない。
生きている香りは、無い。
アニの口から出たのは、にゃあなんて聴こえぬ掠れ声。
なぜ死んだ?
人間になったのに、なぜ死んだ?
まだ若い。
この場に集まっている人間たちに比べれば、とても若い人間なのに。
なぜ、死んだ?
「※※※……」
呆然と零された名前に、顔を上げる。
「…どう、して」
もう1人の少年だった。
自分が言葉を溢したことすら気づいていない。
少年は呆然と、力を失った身体を抱え呆然としていた。
「なんでだ? 何でまたこいつが死ぬ…?」
また、人間に殺された。
同じ人間なのに、なぜまた殺されるんだ?
鳴き声すら出てこないアニは、ゆっくりと周りに目線をやる。
怒鳴り散らして喚く人間がいた。
「お、俺じゃねえ! 俺のせいじゃねえ! その餓鬼が飛び出してきたんだ!!」
その顔、決して忘れるものか。
黒い制服の男たちに連れていかれる醜い言動の男を、アニは強く強く、睨み付けていた。
「なあ、お前。お前は覚えているんだろう?」
鴉が塒に帰る夕焼けの空。
返事の代わりに、ぱたりと尻尾をひと振り。
人の寄り付かない街外れの森で、アニはもうひとりの少年と共に夕日を見ていた。
そうか、と呟いた少年は、こちらを見てはいない。
「同じ人間に転生しても、人間があいつを奪っていく。あいつは何も悪くないのに」
もう3回目だ、と項垂れた少年に耳を疑う。
アニは見開いた目の瞬きすら忘れた。
「何であいつが死ななきゃならない? なぜ人間如きにあいつが殺されなきゃならない?」
日が、沈む。
少年は憎悪だけを孕んだ眼をアニへ向け、こう言った。
「お前はここに居ろ。あの人間を許すな」
無論だ。
あの人間だけでなく、あの少年が死ぬ原因に関わるすべての人間を祟って怨み抜く。
決して、決して許すものか。
ーーーにゃおん。
ようやく鳴いたアニに、少年は歪んだ笑みを浮かべた。
月が、昇る。
「俺はあいつを追い掛ける。寂しがりやの癖にあいつはいつも強がるから、早く行ってやらねえと」
知っている、そうだった。
だからアニはにゃあんと鳴いて、後は任せろと伝えてやる。
すると少年はほんの僅かだけ口の端を上げ、アニに背を向けどこかへ去っていった。
「他のヤツらにもその内会える。準備だけはしておけよ」
そう残して。
アニが少年を見たのは、それが最後だった。
* * *
通り魔のゆく先々を訪れ『食事』をしながら、アニは考える。
(そろそろ始末すべきか)
ここのところ『食べて』いなかったので調子に乗って食い散らかしていたが、もういい加減にしないと『彼』に被害が行きかねない。
ならば、思い立ったら即実行。
渦巻く負の気配のする方向を目指し、尻尾をピンと立てて塀の上を軽い足取りで歩いて行く。
最近は警察も警戒を強めて、ふとするとパトカーが停まっていたり警官が見回りをしていたりする。
やって来たのは商店街の裏側、古いアパートの建ち並ぶ一角。
その内の1軒から、カンカンと人の降りてくる音が聴こえた。
降りてきたのはレインコートを頭から被り、顔を隠した人間。
階段の出口に座ったアニはその人間が降りてくるのを待った。
最後の1段を降りる手前で、レインコートの人間が立ち止まる。
ぼそりと呟かれた声は「猫?」といった類だろう。
もっとも、アニにはどうでも良い。
その青い眼の中央、瞳孔がきゅうと尖り、レインコートの人間を見上げた。
ひく、と息が詰まったような声を最後に、目の前の人間は倒れて落ちた。
肉体が倒れるには硬質な音が混じっていたが、大方、包丁か何かが下敷きになったのだろう。
(満腹)
けふ、と腹に詰まった息を吐き、アニは来たときと同じようにスタスタとその場を去った。
今日の内に、ここには警察が来るだろう。
∞
「2xx5年1月、事故件数80、うち学生は10」
「2xx5年2月、事故件数72、うち学生は10」
「2xx5年3月、事故件数77、うち学生は12」
データグラフを読み上げる声を聴きながら、ハンジはボールペンの頭を顎に当てる。
「ペトラ、他の年は?」
「映しますね」
パッと壁に映された画面はペトラのPCのもので、彼女の纏めていたデータだ。
「毎年変わらず月に10件以上、必ず学生の巻き込まれる事故や事件がある」
年齢絞ったやつは? と問われ、表からもうひとつグラフを作成した。
「これです」
12歳〜18歳で絞られたデータを、ここ1年に絞って表示する。
「5件、5件、6件、7件、5件…」
「5件を割らないな」
エルドの意見に、ペトラはそれ以前の年も同じ条件でリスト化した。
結果は同様、5件以下になった年は存在しない。
「本来この年齢層の子供より、二十歳以上の大人の方が多い。統計的に見ても、事故に遭う確率は二十歳以上の大人の方が高い」
ハンジはぎっと背凭れを鳴らすと、自身の後ろの席に座る上司へ意見を求めた。
「これだけの情報じゃあ、何とも言えないけど?」
「そうだな。その件数、学校別では出ないかい?」
この部屋にいるメンバーでもっとも上位であるエルヴィンは、もうひとつ指示を出した。
ペトラが再びデータを分割すると、毎月5件強の発生の中に、必ず同じ学校名があった。
1年前、2年前とデータを遡っても変わらない。
「偶然にしては出来すぎてrぐっ」
「あんたはかっこつけようとするから舌噛むんでしょ? そのまま黙ってなさいよ」
ペトラの隣に座っていたオルオが舌を噛み、彼女の辛辣なツッコミを受ける。
「オルオの言う通り、元凶はともかく『何か』はあるだろうね」
「おっ? じゃあ行っちゃう?」
「依頼も来ているし、何もしないわけにもいかないよ」
では、と口調を改めたエルヴィンに、皆がピッと姿勢を伸ばす。
「依頼者が設けた枠は何かな?」
「化学教師と養護学級教師です」
グンタが読み上げた回答には、誰もが苦笑した。
「学校だと、ほんと養護学級担当って鉄板だよねえ」
しかも私が行くんでしょう? とにやにや笑いながら、ハンジはエルヴィンを見遣る。
「ハンジは医師免許も持っているし、今回はこの学校だけに絞れないからね。私も含めてあちこちへ飛ぶことになるよ」
「いいなあ! 私だって旅行したい!」
「ハンジさんはいつもあちこち飛び回ってるじゃないですか」
それに旅行じゃありませんよというエルドの慰めに、彼女は口を尖らせる。
「アレはまあ、私っちゃ私だけどさあ。食べたり飲んだりは出来ないんだし」
「まあ、そうですけどね」
パンパン、とエルヴィンが手を叩いた。
「では依頼遂行のため、これより作戦会議に入る」
彼らの名は『翼の組織』。
霊的現象を専門とする者たちの集まりである。
それを聞いただけでは、9割の人間が『胡散臭い』と敬遠するだろう。
占い師、祓い屋、下手をすれば神社や寺院の者もそう思われかねない。
けれどこの国がまだ國であった頃から『それ』は存在し、また人間が本能の部分で無意識に悟っているから消えることもない。
単純に天災を視覚的に描いた異形図も多いが、そのすべてが空想の産物というわけでもなかった。
所謂『神』と人の思念により生まれる『悪鬼』は、確かに現代にも存在する。
* * *
(学校っていうのは、"溜まりやすい"空間なんだよねえ)
今日から赴任する中学校を訪れて、ハンジは見事なものだと校舎の上空を見上げた。
ぐるぐると黒い靄が渦を巻いて、時折校舎の中へ降りていく。
かと思えば、校舎や校庭から新たに立ち昇る靄もあった。
(ま、こんなもんだよね)
ハンジは『視える』側であり、そして運が良いのか悪いのか『祓える』側でもある。
(こうして視る限りは、特筆すべきものはなさそうだけど)
校門を抜け、校舎の正面入り口へ向かった。
「さっき、なんか初めて見る先生が廊下歩いてましたよ」
サシャが間食用のビスケットを食べながら言ってきた。
「でも、先生なのかそうじゃないのか、よく分かりません」
エレンもひとつ恩恵に与る。
「へえ、どんな人だった?」
サシャが自分の食べ物を譲るなんて99%あり得ないので、初めてそれを見たクラスメイトたちは絶句した。
「眼鏡を掛けてて、癖っ毛の髪をポニーテールにしてました。背もエレンより高かったですよ」
横からアルミンが口を挟む。
「前から言われてた、養護学級の先生じゃない?」
あ、なるほど。
「養護学級通ってるヤツいんのか? オレ見たことねーや」
「僕もないけど、保健の先生も兼務じゃないかな」
コニーの疑問に尤もな回答をくれたのはアルミンで、納得した。
「うちは運動部強い分、怪我人多いもんな」
アルミンの予想に違わず、翌日から赴任となったその女性(?)は、学年朝会でハンジと名乗った。
「黙秘は幾らでも行使出来るから、何でも相談においで!」
どこかずれた自己紹介をしてくれるもので、皆の笑いを誘っていた。
「変わった先生だなぁ」
「医師免許持ってるって話だよ」
「マジで?!」
学級委員を担うためか、マルコは情報が早い。
しかし保健室に行かない限りは関わることなどないだろう。
…と、思っていたのだが。
「やあやあ諸君! 邪魔するよ!」
なぜ、いる。
そのツッコミは、等しくクラスメイト全員の心の内だろう。
今は3時間目。
授業が始まるそのときに、なぜかハンジが乱入してきたのだ。
社会科担当のキッツが、眉間に皺をこれでもかと寄せてぷるぷる震えている。
「邪魔はしないよ! ちょーっと教室の隅に居させてくれれば」
どんな生徒がいるのか、顔を見るにはこれが一番!
「私、担当教科とかないからさ。こうでもしなきゃ生徒とクラスが一致しない」
それじゃあ、お構い無く!
言うだけ言って、彼女は教室前方窓際に寄り掛かり静観の構えだ。
「……口出ししたら即、上に報告するぞ!」
「はいはーい」
脅しとも取れそうなキッツの台詞も、のらりと躱す。
(なんかすごい人だな)
エレンは教科書へ視線を落とした。
そんなわけで、新たな養護学級教師はその日の内に話題の人となった。
廊下を歩けば生徒の誰かが呼び止めるので、必ずどこかで人集りが出来る。
「…騒がしいな」
「え? 可愛いじゃない、中学生」
「そうじゃねえよ」
なぜか職員室でハンジが隣の席となったリヴァイは、やり方は間違っちゃないがな、と呟く。
「気になるヤツでも居たか?」
どことなくそわそわしているので聞いてみれば、彼女?…は素直に頷いた。
「誰かっていうより、『こっくりさん』かな」
「あ?」
「いや、1年生の女の子がね。『先生が来ること、こっくりさんが教えてくれたから知ってたよ』って、それは嬉しそうに言ってきてさ」
「…あれは占いだったか?」
「いや、ちょっと違うかなあ…?」
問いに対して上げた疑問符は、リヴァイに対する疑問に替わってハンジはそのまま首を傾げた。
「あなたは馬鹿にしないんだね」
キッツ先生なんて、馬鹿馬鹿しい! ってこれ見よがしに怒鳴ってったけど。
リヴァイはそれこそ下らない、とばかりに自分の仕事に戻る。
「世の中、自分に理解出来ないもんなんてそこらに転がってるだろうが」
自分に理解出来ないからと言って、それを否定する証拠はない。
先程から何かしら言葉を発していた隣が静まり何事かとリヴァイが横目にすれば、ハンジは肩を震わせていた。
「ククッ…あなたみたいな極論使うやつ、嫌いじゃないよ」
「てめえ、なに笑ってやがる」
「だってさあ、幽霊なんて欠片も信じてなさそうな極悪面してるのに!」
リヴァイは無言でハンジの椅子を蹴ってやった。
バササッ!
重たい羽音が学校の屋上へ舞い降り、停まったフェンスが重さにガシャリと軋んだ。
と同時に、屋上への扉がキィイと開く。
ーーーカア!
そこから顔を出した制服姿の少年に、鴉は明確に鳴いてみせた。
すると少年は鴉へ向かってひとつ頷き、屋上への扉を閉めると素早く周囲へ視線を走らせる。
「……」
彼は何事かを小さく呟くと右足を上げ、ダンッと地面を蹴る。
瞬間、『何か』が広がった。
少年を中心にぶわりと風が舞い、それが収まるとようやく彼は息を吐く。
「やっぱり、この時期の転任はそういうことだったんだね」
彼の呟きに応えるように、鴉がカアと鳴いた。
その全長はこの国の鴉にしては随分と大きく、西洋鴉(レイヴン)と比べても遜色ない。
「……そうなんだ。他にも居る?」
ーーークァ。
「でもまあ、いつもの通りにやるだけだよね。あの人には伝えたかい?」
ーーーカーア。
「そっか、ありがとう。君も気をつけて、ベルトルト」
屋上から再び校内に戻ったマルコを見送り、ベルトルトと呼ばれた鴉は大きな翼を広げて飛び立つ。
腹の羽毛に埋もれてはいるが、よくよく見ればその鴉、3本目の足があった。
鴉が向かった先は、人々が『魔の交差点』と呼ぶ大きな十字路。
道沿いの電柱に停まり、じっと交差点の1点を見下ろす。
反対側の歩道橋、階段を登り切った場所。
目立たぬように柵の裏側に貼られた『札』が、黒い瞳に映っている。
『こっくり様、こっくり様、どうぞこの願いを聞き届けて下さいまし』
『陸軍xxx中隊のxxx中佐の折檻で、私の息子が大怪我を負い口も利けなくなりました。なのに犯人の中佐はお咎め無し』
『どうぞこっくり様のお力で、死よりも酷(むご)い罰を与えてやってくださいまし』
『叶った暁には、どのような御礼でも致しますゆえ』
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2015.7.1(むすびきょうむのこぼれぎん)
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